何事も、そう簡単には変わらないのかもしれない。 Tim Cook氏は、Appleの最高経営責任者(CEO)を正式に引き継いだ5年前、Steve Jobs氏の衣鉢を継げるのかという疑問の渦中にあった。 Cook氏は今週、CEO就任5周年を迎えるが(正確には米国時間8月24日)、疑問はまだ払拭されていない。 Jobs氏は公式にCEO職から退くとき、「Appleの最も輝かしく革新的な日々はこれからだ」と信じていると語った。 その言葉は正しかったのだろうか。Cook氏の業績を見ると、にわかには肯定しがたい。確かに、Cook氏は大成功もいくつか収めている。たとえば、大型になった「iPhone 6」は記録的な売り上げに大きく貢献した。同社はまた、環境問題や同性愛者の権利といった社会的大義を積極的に掲げるようになった。だが、失敗したこともある。「Apple Watch」が最終的にヒット商品と言えるのかど
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