Appleから連れてきた社員たちはジョブズに愛想を尽かし、みなネクスト社を辞めてしまう。私生活でも恋人を激怒させ、同棲が破綻。彼は遂に孤独になった。どん底に来た彼のとった決断とは───。 音楽産業、エンタメ産業そして人類の生活を変えたスティーブ・ジョブズ、没後十周年を記念した毎日連載、二十二日目。 ■ジョブズの結婚 それから二年。一九九一年という年をジョブズは最悪の形で迎えていた。 ネクスト社は空中分解の危機に瀕していた。Appleから付いてきてくれた中心メンバーが全員、愛想をつかして退職していったのだ。 なかんずく右腕だったCTOのバド・トリブル(※後にジョブズとAppleに復帰し、副社長に)とCFOのスーザン・バーンズが職場結婚した途端に会社を去っていったのは、ジョブズをひどく傷つけた。 ネクスト社は大富豪ロス・ペローや日本のキヤノンからの資金援助でなんとかやっていたところがあった。ど
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