米司法省は20日、Googleを独占禁止法違反で提訴しました。同省による巨大テック企業を相手取った大型訴訟は、Windowsが問題視されたMicrosoft以来となります。もっとも、この訴訟はGoogle単体で完結する話ではありません。提訴の主体はあくまでもGoogleですが、主に問題となっているのはAppleとGoogleの契約だからです。 Googleから110億ドルが支払われていた 何年も前からGoogleは莫大な契約金をAppleに支払い、Safariのデフォルト検索エンジンとなる“栄誉”に授かっていることが指摘されてきました。巨大テック企業同士がこのような契約を行うことで、ライバル企業が競争から不当に排除されたと米司法省はみています。 この契約金の規模について、Goldman Sachs証券が95億ドル(約1兆円)、Bernstein証券が80億ドル(約8,400億円)と見積もっ