ティム・クック氏がCEOに正式就任した10年前、スマートフォン市場が成熟期にさしかかり、iPhoneと共にAppleもピークアウトしてしまう可能性がしばらく懸念され続けました。ところが、同社はiPhoneとMacを基盤に、ウェアラブル(Apple Watch、AirPods、AirTag)やスマートホーム(HomePod、Apple TV)、サービス&コンテンツといった新分野を開拓してきました。iPhoneのように社会を一変させるインパクトの再現はなく、革新性が薄れたという声も聞こえてきますが、Appleは成功に満足することなく挑戦を積み重ね、変化し続けながら、今なお成長しています。 そんなAppleが早ければ今年に、新分野に参入するのではないかと噂されています。具体的には、ハイエンドVR(仮想現実)ヘッドセットです。AR(現実拡張)への関心を示していたAppleが「VR?」と思うかもしれ