今年になって初めて「Google Glass」に電源を入れて装着したら、随分と古ぼけたデバイスに感じられた。動作が遅いとか、デザインが流行遅れになったというようなハードウエアの劣化ではなく、肝心の使い勝手が古ぼけた感じがするのだ。以前のようにGlassをかけたら情報が身近になるという感じはなく、かけている時の"装着してる感"が増した。 今回、Google Glassを使ったことがない友達数人のリクエストで持ち出したのだが、以前のようには盛り上がらなかったというか、「これじゃあ、ダメだよね」という反応が返ってきた。一致した意見が「なぜ音声コマンドで全部できないの?」だ。 例えば、写真を撮りたい時は、頭を上に向けてスリープ解除、そして「OK Glass, take a picture」と言うと、カメラ・アプリが立ち上がって自動的に撮影まで完了する。ハンズフリーのとても快適な使用体験だ。ところが