画像処理とは脱線しますがフーリエ変換の話題を書いたのでついでに窓関数をC#プログラムとともに紹介します。 窓関数は、有限の区間以外が0になるような関数です。 よくデジタル信号を扱う際に、膨大な信号波形からある一定区間を切り出す際に使用されます。 周期信号から適当にサンプルした信号に掛けてやることで、フーリエ変換した際に周波数解析しやすくなります。 窓関数として使われるものは数多くあります。 例えば、 ハミング窓 ハニング窓 ブラックマン窓 矩形窓 1 それぞれ、0≦n<N グラフにすると(N=256) 利用例 このような2つの周期的な関数を足し合わせた信号 から、 ある区間(N=256)を抜き出して 周波数スペクトルを求める場合は、 まず、窓関数をある区間に掛けます。 ハミング窓を掛けると 上の波形は、 このようになります。 フーリエ変換後の 窓関数を掛けたものと、掛けていないものを比べる