2020年12月6日のブックマーク (3件)

  • 【中村哲を継ぐ】託された中村医師の「勇敢な生涯」 信念は一人一人の心に | 西日本新聞me

    目の前には大河クナール川が悠々と流れていた。ここまで来ているのに、そんなわけがない。失礼にも、うかつな質問と浅学の身を棚に上げてそう思った。付け焼き刃であっても1カ月は準備に専念し、著書や報告書、関連書籍も読み込んだつもりだった。その夜に宿舎で自分なりに描いた現場周辺の見取り図らしきものを見せながら、翌朝、同じ質問をした。「新聞記者らしくなってきましたね」と、中村さんはうなずいた。 その後、現地で密着した2週間、幾晩も時間をとってどんな質問にも答えてくれた。事業を伝えていくために「現場の証人、目撃者をつくっておきたいんです」。帰国後も亡くなる約10日前まで、何度取材に応じてもらったか分からない。 ◇   ◇ 「先生、おはようございます」。1日、福岡市のマンションの一室にある「ペシャワール会」の事務局。ボランティアの女性が中村さんの遺影に一礼して作業を始めた。中村さんと共に活動してきた会では

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  • からかい乗り越え…高1で吃音告白、周囲が変わった | 西日本新聞me

    話すときに言葉が出にくかったり、同じ音を繰り返したりする吃音(きつおん)。周囲の理解や支援を得られず自ら命を絶つ人もいる。吃音がある久留米大4年の亀井直哉さん(22)=福岡県篠栗町=は音読の授業や同級生たちのからかいに悩まされたが、周囲に吃音のことを公言することで理解を広げ、乗り越えてきた。目標は言語聴覚士。吃音に悩む仲間を支える存在を目指す。 亀井さんが自分の発話に違和感を持ったのは小学校高学年。授業中に何度も言葉に詰まり、話の冒頭に「あのー」「えーっと」と付けて、その場をやり過ごすようになった。 中学に上がると状態は悪化。朝の出欠確認も「はい」と返事ができず「は、は…」と詰まった。同級生から笑われ、まねされた。 国語の朗読は特に苦労した。うまく言おうとすると喉が締め付けられるようになる。運動会の感想文の発表では前夜、原稿用紙2枚余りを暗記して臨んだが、5分間の制限時間内に半分しか読めな

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  • コロナで疲弊する看護師の現実「世間はGo To楽しんでいるのに」 | AERA dot. (アエラドット)

    ※写真はイメージです (GettyImages) 聖路加国際病院の医療者バーンアウト率 (週刊朝日2020年12月11日号より) コロナ禍で看護師の「燃え尽き症候群」が懸念されている。極度のストレスや疲労などからくる徒労感や無力感で、仕事への意欲を失うケースもある。看護師不足が叫ばれるなか、さらなる離職は医療崩壊にもつながりかねない。患者の命を救うためにも、まずは看護師を守らなければならない。 【表】聖路加国際病院の医療者バーンアウト率はこちら コロナの最前線で働くのは、ICUの看護師だけではない。3月から発熱外来を担当している看護師のTさん(30代)も、常に感染リスクと闘いながら患者と向き合っている。Tさんの医療機関では、一般外来に来た患者にまず看護師が問診し、熱や咳(せき)などの症状があった場合、発熱外来を一度、受診してもらうことになっている。 発熱外来は救急外来の一角に作られていて、

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