2020年に75歳を迎えた落合恵子さん。作家であり、子どもの本の専門店「クレヨンハウス」の主宰者でもある彼女の日常は、本を愛し、植物を愛し、時々デモに足を運ぶ。コロナで世界が一変し、当たり前だと思っていた日々が、実はとんでもなくありがたいことだったのだと気づいたとき、「この先の人生、いかに生きるか」? 新著『明るい覚悟 こんな時代に』で、落合さんが自分自身と私たちに投げかけた大きな問いだ。タイトルに込められた深い思い、そして落合さんなりの覚悟とは。お話をうかがった。 * * * ■多くは要らない。丁寧に生きるためにむしろ少しがいい 同書は2018年1月から月刊誌(朝日新聞出版 『一冊の本』)に連載したものをまとめたもの。『明るい覚悟 こんな時代に』というタイトルに込められた思いとは、どのようなものだったのか。 「連載開始当時は、母を見送ってちょうど10年が過ぎたころ。大切な友人を病気で
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