中学生の時、学校や部活動にあまり行きたくなく、嫌だなあと思いながらも小心者なので通っていた。 全校朝礼か何かで、学校内の空き教室を使って、曜日限定でカウンセラーの先生が来ると知らせていた。 カウンセラーがどういうものなのかわかってなかったし、なんか弱い人が行くところという印象があって初めは抵抗があったけれど、勇気を出して行ったみたらくだらない愚痴を聞いてくれてわりと楽しかったので定期的に行くことにした。時々友達を連れて行ったりもした。絵が好きだから絵を描いた。 その時の私は母の存在がプレッシャーになっていて、本人は気軽な発言だっただろう言葉に打ちのめされて、本当に辛かった。だからその話をカウンセラーの先生にして、というかほとんど伝えることはできずに時間いっぱいまで号泣することの方が多かったが、たどたどしく話す言葉を聞いてもらった。 ある日、いつものように予約を入れてカウンセラーを受けた。そ