2015年の秋に、ミュージカル刀剣乱舞(以下刀ミュと表記)というものが始まった。刀剣乱舞はDMMが手がけた人気ブラウザゲームで、いわゆる2.5次元ミュージカルというものだ。 2.5次元ミュージカル、及び2.5次元ストレートプレイ作品を舞台演劇の延長と捉えるか漫画・アニメ・ゲーム作品の延長のどちらと捉えるかということについては、私は前者だ。2.5次元作品を演劇だと思っている。確かに帝国劇場なんかで上演されている舞台作品と比べると、作り込みが甘く役者側の演技力が浅いことはあるが、劇場で「舞台」として上演されている限り私はそれを舞台と捉える。 だから、私は刀ミュが苦手だ。 まず1部のミュージカル、これに関しては何も思わない。ツイッターで「面白かった!」と「クソつまんねえ、寝るかと思った」という二分した意見をほぼ同時に見ても何も思うことはない。2.5次元作品などそんなものだろう。 問題は2部の、ラ
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