事例を読んで頂ければわかるとおり、死亡事例の中には、医療過誤によるものも発生しています。意識障害を伴いような熱中症(�V度程度)においては、迅速な医療処置が、生死を左右します。また、発症から20分以内に体温を下げることができれば、確実に救命できるともいわれています。 実際、熱中症になった者を、医療機関へと搬送する場合、下のような二通りの方法が考えられると思われます。 [1] 救急車による搬送 [2] それ以外、自家用車、タクシーなどでの搬送 以下、具体的に考えみましょう。 熱中症の�V度程度の症状がある場合や、事情により別な搬送方法が行えない場合など、119番通報(直接に消防署への通報も含む)を行う前に、通報の前に下の内容を確認しておくことが大切なものとなります。これは事故になる前に確認をしておく内容も含みます。 [1] 熱中症になった者の状態 (意識の程度、呼吸、脈拍、顔色