中国は26日、中米ホンジュラスと国交を樹立した。これに先立ちホンジュラスは25日、台湾と断交した。台湾が外交関係を維持する国は13カ国となった。 【台湾設置された10万カ所のシェルター】 中国の秦剛外相とホンジュラスのレイナ外相は26日、北京で国交樹立に関する文書に署名した。中国外務省の報道官は同日、談話を発表し、「時代の流れと民心に沿った正しい選択だ」とホンジュラスの決定を称賛した。 中国は、台湾を「不可分の領土」とみなし、各国と国交を樹立する際に台湾との断交を条件にしている。ホンジュラス外務省は25日の声明で「台湾は中国の不可侵な領土の一部」と表明した。 ホンジュラスのカストロ大統領は14日に中国との国交樹立を目指す方針を示し、レイナ氏は「経済の再建」が理由と説明していた。台湾外交部(外務省)は26日の声明で「カストロ政権は我々に数十億ドルの経済援助を要求し、中国の援助額と比較した」と