不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 ピーター・モービルの『アンビエント・ファインダビリティ ウェブ、検索、そしてコミュニケーションをめぐる旅』を読んだ(実はまだ読了まではあとすこし)。 Web関連の本は極力読まないようにしているので、異例のことだといえる。 しかし、読んでみて正解だった。 何故ならWeb関連の本ではなかったからだ。 もちろん、Web関連の話題も豊富に含まれているが、それが主題であるとは少なくとも僕には感じられなかった。 では、これは何に関する本なのか? 難しい質問だ。モバイルコンピューティングとインターネットが交差する地点における情報のインタラクション(相互作用)についての本だと言ってもいいし、いまこの時代に起こりつつある稀有な文化的革命への窓を開く本なのだと主張してもよさそうだ。または読者の