東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は8日、大会エンブレムの最終候補作品を公開した。広く一般からの意見などを参考にして、最終選考を行うとしている。 応募総数1万4599件の中から、形式要件・デザインチェック、王 貞治氏や杉山 愛氏、中西 元男氏、長谷川 祐子氏などからなるエンブレム委員会での審査、そして国内外での商標調査をクリアしたのは4作品。応募要項に記された7つのキーワード「スポーツの力」、「日本らしさ・東京らしさ」、「世界の平和」、「自己ベスト・一生懸命」、「一体感・インクルージョン」、「革新性と未来志向」、「復興・立ち上がる力」を表現したものが選ばれている。 A. 組市松紋(くみいちまつもん) 世界でもおなじみのチャッカーデザイン。日本では江戸時代に「市松模様」(いちまつもよう)として広く認知されていた。色は日本の伝統色藍色で粋な日本らしさを描いている。形の異なる3種