前回も取り上げましたが、このたび警察庁が出した、自転車行政の大転換とも言うべき、「良好な自転車交通秩序の実現のための総合対策の推進について」という通達です。自転車の歩道走行から、原則車道走行への転換を促すため、自転車走行空間の整備や、通行のためのインフラ整備を進めていく方針を表明しています。 これにより、今後は車道への自転車レーン、例えば警視庁が東京都内での整備を決めた、『青レーン』のような通行帯が整備されていくことになると思われます。これならば車道の一部をカラー舗装するだけなので、整備も容易です。全国の主要道の8割には、その余地があるという報告もあります。 問題は、それが有効に機能するかということになるでしょう。多くの人が、レーンが出来ても違法駐車車両によって妨害され、通行しにくくなることを危惧しています。確かに現状でも車道を走行しようとすると、駐車車両が障害となります。ひどいところでは