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ブックマーク / tamacafe.hateblo.jp (7)

  • 一人静か - 歌う珈琲屋さん

    騒音の中にあって かき乱されず 静寂を道連れに 雑踏を行く わたしの住む地域は 平日大変な騒音の中にあります。 テレビを大音響にしても聞こえないくらいです。 その影響でで幼い子供たちの難聴も多いと聞きます。 オスプレイやらジェット機やらヘリコプターやらが ブンブン飛び回っています。 土日祝や 土からお偉いさんが視察に来る時は それがピタッとやみます。 「大した事ありませんね」というわけです。 移住してくる人々も多いのですが 日によっては 早朝から深夜に至る 米軍の飛行ルートを知らなければ 不眠に悩まされることにもなりかねません。 名古屋の禅寺で過ごさせて頂いた時 あまりの静けさに 耳の中を血液が流れる音が聴こえ 驚きました。

    一人静か - 歌う珈琲屋さん
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    specific 2021/11/10
  • エコロジー - 歌う珈琲屋さん

    五年三組の授業で、エコロジーについて グループ学習をすることになった。 夏休み明けには、それぞれ調べてきた事を 発表するのだ。 お互い「ゲーッ!」と言いながら、 いやいやグループになった マリコとタカシは、 カナコの家へ向かった。 「アイツんち、金持ちなんか?」 立派な門構えを見て、タカシが言った。 「そうだよ。一番下のカナコ以外、お兄ちゃんも、 お姉ちゃんも、お父さんも、お母さんも それぞれ車持ってるし、 グランドピアノもあるし・・・・・」と、マリコ。 通されたカナコの部屋は、 クーラーが効いてて快適だった。 「いいな~。 おまえの部屋、涼しくて。 このテレビ、おまえ専用か?」 「うん。 そうだよ」 と、カナコ。 「じゃ、みんなに一個ずつ、クーラーも、 テレビもあるんか?!」と、 タカシが 畳み掛けるように聞くと、 「これこれ、貧乏人は 黙って 勉強する!」 と、マリコが エコロジー協会

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    specific 2021/10/04
  • 決別 - 歌う珈琲屋さん

    離れるのに 理由なんて いらない 相手の 悪口を 並べ立てる 必要もない ただ 興味が 他に 移っただけ これからも 付き合っていこうというのなら 何としても 話をして 理解し合うに限ります。 でも そうでないなら 嫌な思いは お互いに できるだけ少ない方がいいと思います。 しかし これが家族となると なかなかうまくいかないですね。 私は 父が お妾さんを作って 母や兄弟姉妹と一緒に家を追い出された身でしたので 長いこと 父のことが 赦せませんでした。 ですから 姉と同じ歳のお妾さんと住む父の家には 嫌々ながらも微々たる生活費を貰いに行く程度でした。 父が糖尿病で入院した時 久しぶりに顔を出した私に 父は 「この 薄情者!」と罵声を浴びせました。 私は黙って病室を後にしましたが 「薄情者はどっちよ!」と 怒りがこみ上げてきました。 今は鬼籍に入る父は 空の上で どう思っているんでしょう。

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    specific 2021/10/04
  • ウインナーコーヒー - 歌う珈琲屋さん

    ツネミのお母さんが 田舎から やってきた。 ツネミの仕事が終わるまで、ココーヨーカドー 一階の喫茶店で待つことにした。 ブレンド? キリマンジャロ? モカ?・・・?? メニューをしばらく見ていたイネは、 ウエイトレスにこう聞いた。 「ネスカフェは ないの?」 ウエイトレスは吹き出しそうなのを危うく押さえて 「いえ。ございません」と答えた。 「こ~んな立派な店構えで ネスカフェも なかとね」 と、ここはツネミの母ちゃん、 都会もんに 負けてはいない。 「しかたない。ウインナーコーヒーでよか」 「はい」 と承(うけたまわ)っていったウエイトレスは、 しばらくすると薫り高き ウインナーコーヒーを運んできた。 「なんね? この泡は。 それに、ウインナーはどうした?」 「え? コーヒーのご注文でしたよね。これは――」 ウエイトレスが難儀な説明をしかけた時、 ツネミが現れた。 「お母ちゃん、どうしたっ

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    specific 2021/05/02
  • 具体的に - 歌う珈琲屋さん

    今 ここから わたし から みんな って ひとまとめに 言うなよ 他の人 って 誰のこと? あの人の気持ち なんて きちんと わかりっこないよ あなたは どうなの? わたしは どうなんだろう 具体的に 問うてみる

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    specific 2021/04/19
  • 唐辛子 - 歌う珈琲屋さん

    唐辛子をの中に入れると暖かいというのを テレビでやっていたので、 たまは さっそく 試してみることにした。 テレビで どう「入れて」いたのかは覚えてないが、 とにかく入れりゃいいのだからと、 でかい真っ赤な唐辛子を三 キッチンペーパーに包んで の中敷きにした。 しばらく歩き回っていたけれど、 いっこうに暖まる気配はない。 それで、足指で グリグリグリと押してみた。 あ~、ほんの少し・・・・・・ と思ったのも束の間だった。 突然、焼け付くような感じがして、 それが どんどん強くなっていく。 あちぃー! あっちぃよーーー! たまは、まるで火あぶりにされたかのように わめきだした。 足が 足が 燃えてる! 急いでを脱いでみたが、 足は見たところなんともない。 冷たい缶ジュースを買って、 氷代わりに当ててみた――効かない。 デパートの家電売り場で、 クーラーの吹き出し口に足をかざしてみた―

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    specific 2021/04/18
  • 勘違い - 歌う珈琲屋さん

    マチコはチェルシーに目が無い。 今日も、電車待ちの僅かな間に あの甘くまろやかな粒を味わいたくて、 キヨスクに走った。 「おばさん! チェルシーください! 早く!」 焦りまくって言うマチコに、 おばさんはニッコリしながらも 急いで手渡してくれた。 「はい! チリシ~!」 おちゃらか おちゃらか おちゃらかほい トイレはあそこよ おちゃらかほい!

    勘違い - 歌う珈琲屋さん
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    specific 2020/11/04
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