Huluでマネーボールを見つけたので、改めて視聴。これはデータ経営を考える上でとても良い教材。いまや、猫も杓子も、という感じで「データを経営に活用すべきだ」とみんな大騒ぎしている。ただ、経営にデータを活用する上では、優れたデータ分析家を揃えるだけでは不十分。いくら高度で有益な分析ができたとしても、それが「現場」を納得させ、彼等が自律的に動くように仕掛けなければ成果は出ない。この課題とその解決策の示唆をマネーボールを与えてくれる。 アスレチックスのGMビリーは、エール大卒のピートを雇い入れ、セイバーメトリクスをもとにしたチーム作りに乗り出す。しかし、監督は統計をもとにした、突飛ともいえる選手起用(故障でキャッチャーとして使えなくなった選手を未経験の一塁手にコンバート、など)に激しく反発。自分の意に沿った選手起用を続けチームは不振を極める。 ここでビリーがとったアクションがポイント。彼は「分析
