廃用症候群とは生活不活発病とも言います。 心身の機能を十分に活用しないことによって、身体的、精神的機能が全般的に低下した状態のことを言います。 疾患やけがなどによってベッド上で生活しなければならなくなった場合や、抑うつ状態になって布団の中からなかなか出ようとしなかった場合などに起こります。 廃用症候群の要因として。 精神心理的障害、麻痺・脳血管障害、心肺機能低下、疼痛、閉じこもり、独居、在宅酸素や麻痺に対する心理的ストレス等があります。 そして廃用症候群となり、寝たきりとなるケースがあります。 廃用症候群としてみられる病態と予防法を書きます。 ☆関節拘縮 早期離床、良肢位(安楽な体位)の保持、関節可動域(ROM)訓練等。 ☆床ずれ 体位変換、皮膚の清潔保持、栄養状態の改善等。 ☆筋の萎縮 早期離床、リハビリテーション等。 ☆認知症 作業療法、レクレーション療