2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(82)は11日、高橋理事が新型コロナウイルスの感染拡大による五輪延期の検討に言及したことについて「軽率なことは慎んでほしい」と苦言を呈したと明らかにした。 10日付の米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)の報道を受けて連絡を取ったところ、「少し口が滑り、皆さんにご迷惑をお掛けした」と謝罪を受けたという。 「今は安全、安心な五輪開催へ進める。多くの職員の士気に影響することは言いたくない」と森会長。会場や関連施設として使用する両国国技館や神宮球場を「1年、2年延ばして使える保証はない」と延期が現実的ではないとも話し、「『高橋さん、火にガソリンをぶち込むようなことはやめなさいよ』ということだ」と、くぎを刺した。 (只木信昭)
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