【読売新聞】県は、2022年度に把握した高齢者への虐待件数を発表した。家庭内で起きた虐待は419件(前年度比57件増)で、20、21年度は2年連続減少したが、再び増加に転じた。介護が必要で、特に認知症がある人への虐待が多く、県医療介
認知症や統合失調症がある複数の入院患者に放水したり、ベッドに閉じ込めたりする虐待行為をしたとして、兵庫県警は4日、監禁や準強制わいせつなどの疑いで、神戸市西区の神出病院の看護師ら6人を逮捕した。
広島県福山市の介護福祉会社が運営するデイサービス2施設で起きた利用者に対する暴行事件で、このうち宿泊サービスを行う1施設では県警の捜索当日、約70平方メートルのスペースに認知症高齢者ら17人が泊まっていたことがわかった。 中には長期宿泊者もおり、多人数による劣悪な環境下での宿泊が常態化していたとみられる。デイ施設での宿泊サービスはここ数年、全国に広がっているが、介護保険の適用外のため国の指針はなく、市も運営実態を把握できていなかった。 ◆雑魚寝状態◆ 同社は「デイサービスゆかりの家」(昼間の利用定員10人)と「デイサービスゆかりの家北本庄」(同10人)を運営しており、宿泊サービスを行っていたのは北本庄の施設。2階建て計143平方メートルの民家を改修し、2010年6月に開設した。 市によると、県警が捜索した11月26日、両施設の利用者のうち男女17人(61〜102歳)が前日から宿泊し
和歌山県高野町の民間老人福祉施設に併設されたグループホームで、職員が入所者にパンティーストッキングをかぶせたり、アダルトビデオを見せたりするなど不適切な行為があったことが、同町への取材で分かった。施設側は一連の行為を認めており、町は改善計画の提出を求めるとともに高齢者虐待防止法違反の可能性があるとみて調査している。 町や施設によると、同ホームには認知症の高齢者9人が入所。3年前のクリスマスパーティーの仮装イベントで、かぶり物としてサンタクロースの帽子やパンストなどを並べ、複数の入所者がパンストを選んで職員がかぶせた。パンストは足に掛けて引っ張るなど日常のリハビリにも使っていたという。終了後に職員の一部から「認知症の患者に不適切ではないか」との声が出て、施設責任者が「紛らわしいことはしないように」と指導したという。 また、昨年夏ごろ、夜勤の男性職員1人がアダルトビデオを持ち込んで共有スペ
大阪府豊中市の医療法人北斗会「さわ病院」で入院中の男性(79)がベッドで窒息死しているのが見つかり、男性看護師(33)が病院の調査に対し、「大声を上げたので、うつぶせにして布団でくるんで放置した」などと話していることが、わかった。 病院は4日、不適切な行為だったとして男性看護師を解雇。府警豊中署が、死亡との因果関係などを調べている。 同病院などによると、男性は9月22日夜、病室のベッドの上で、全身を布団にくるまれ、うつぶせで死亡しているのが見つかった。認知症でほとんど寝たきりだったという。 同署の司法解剖で、男性は窒息死と判明。同25日、病院が職員らから聞き取り調査したところ、男性看護師が「大声を上げたので、医師の指示で薬を飲ませたが治まらず、同室の患者の迷惑にならないよう、声を抑えるために布団でくるんだ」と話したという。男性看護師は以前にも声を抑える目的で、うつぶせにしていたことを
認知症状のある入居者をバーベルのプレートにつなぐなどの虐待をしたとして、香川県は22日、三豊市山本町神田の有限会社和楽(石川正光取締役)が運営する有料老人ホーム「和楽の郷」に老人福祉法に基づく改善命令などを出した。 県によると、同施設では2008〜09年、入居者の女性を夕方から朝までペット用のケージに閉じ込めたほか、09年9〜12月には、同じ女性に重さ6.8キロのバーベルのプレートをチェーンでくくりつけた。07年から今年にかけては、入居者らにおむつを複数枚着用させた上、自分で脱ぐことができない留め具付きの介護服を着せるなどした。 昨年、入居者と施設の間でトラブルがあり、施設の対応に疑問を持った三豊市が今年1月、県に報告。県は監査などを行い、施設の管理者ら6人が70〜90代の入居者8人に虐待行為をしていたと認定した。 【関連記事】 認知症女性から5000万円詐取=亡夫の知人夫婦を逮
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