去る2月15日、日本国内でもついに「新VAIO Z」が発表された。「最速CPU+独立GPU+こだわり設計」でおなじみのシリーズだ。今回の新モデル(VPCZ11系)は、新世代CPUへの移行を含め、時期的にさまざまなチャレンジを必要とする、難しい世代といえる。 だが毎度のことながら、VAIO Zの「やりすぎ」とも思える設計は今回も健在だ。新シリーズでは、どのようなトライアルを行なっているのだろうか? 商品企画担当の金森伽野(かなもり かや)氏と、開発責任者の鈴木雅彦氏に話を聞いた。 「なにもあきらめない」コンセプトは今回も継続 まず最初に、VAIO Zのコンセプトを確認してみよう。広告コピーでVAIO Zは、「なにもあきらめなかったモバイル」と表現されている。これは以前から使われているものだが、Zシリーズのコピーとしては久しぶりの「復活」ともいえる。 新モデルのコンセプトについて、金森氏は次の