沖ノ島 韓国研究者ら注目 「共同で世界遺産に」2010年6月6日11時1分 古代の国家祭祀の謎を秘めた沖ノ島。現在も女性禁制とされている 玄界灘に浮かぶ沖ノ島(福岡県)。その昔、大和朝廷が航海祭祀(さいし)を催した神の島として、今、世界遺産をめざしている。近年、韓国の遺跡との類似が指摘されたり、祭祀の主催者は外国勢力だったとの見方が浮上したりと、海外の専門家からの注目度も高まっている。 沖ノ島は古代の海路上にある孤島。古代国家が航海の安全を祈って、4〜10世紀に祭祀の舞台にした。8万点もの遺物は国宝に一括指定されており、「海の正倉院」とも呼ばれる。 昨年、世界遺産“予備軍”となる暫定リストに「宗像・沖ノ島と関連遺産群」として記載されたが、文化庁からは、国際的な評価を得るには顕著な普遍的価値の確実な証明が必要などと注文がついた。関係自治体はアピール活動をしており、「東アジアでも一流の遺物が出