日本ビクターはリアプロテレビの大幅な薄型化を可能にする光学エンジンを開発した。60Vクラスで約27センチの奥行きとなるほか、壁に密着して設置する「壁ピタ」も可能に。 日本ビクターは9月28日、リアプロジェクションテレビの奥行きを大幅に縮小可能な映像投射システム「スリムファンクション光学エンジン」を開発したと発表した。従来比で約4割の薄型化が可能になるほか、放熱穴を側面に配置したことで、壁に密着して設置する「壁ピタ」設置も可能となった。 リアプロジェクションテレビは光学エンジンを本体下部に配置し、投映光を背面ミラーに投射した後にスクリーンに映し出すという構造上、薄型化が難しいといわれてきた。これまでにも光学エンジンをオフセット配置したり、凸面ミラーを利用するなどの手段で薄型化が行われてきたが、「インチあたり価格や明るさには優れるが、奥行きについては液晶/プラズマに対して改善の余地があると考え