本当なら呆れ果てた話だ。 尖閣諸島沖の海上保安庁の巡視船と中国漁船の衝突映像を流出させたと申し出た神戸の海上保安官は、この映像が共有パソコン上のフォルダーに入っており海上保安官なら誰でも見ることができたと話しているという。 流出直後、海上保安庁は、映像がネットワークにつながっていない端末に厳重に管理されており、アクセスできる職員は限定されていると説明していた。 だが、ビデオは自分が編集したものとほとんど同じと話した海保職員が、ビデオ編集の目的を職員の研修のためだったと説明したと複数のメディアが報じている。馬淵澄夫国土交通相は国会で、これを否定しているが真相はどうなのか。もし研修用のビデオであったとすれば、海保内に機密性の意識は薄かったことになる。また複数の報道によると、事件のあった9月7日から1カ月以上、それほど厳重に管理されていなかった模様だ。 推測になるが、事件後しばらく海保はこのビデ