日本バレーボール界は男女とも、次の2016年リオデジャネイロ五輪に向けて本格的に動き出した。ロンドン五輪に出場すらできなかった男子代表は、監督にゲーリー・サトウ氏を招き、初の外国人代表監督で世界に挑戦するが、こういうときこそ大胆な発想が必要だ。あえて進言する。日本バレーボール界に「鎖国制度」を適用せよ! なぜ鎖国が必要か。それは日本最高のレベルであるV・プレミアリーグで、日本人アタッカーが成長するのが難しいからだ。今のV・プレミアリーグでは、以下のような負のスパイラルが続いている。 (1)企業スポーツ全体が衰退し、チームは存続のために勝利を求められる。高さのある日本人アタッカーの育成は時間がかかるので、実績ある外国人選手を獲得した方が手っ取り早く、経費もかからない。 (2)V・プレミアリーグで外国人アタッカーが増えると、日本人アタッカーの出場機会が減る。攻撃を高さに頼れば、「高さがない中で