【バレーボール】パナの伊東が負傷　全治２週間 ◆バレーボール　全日本男女選抜大会（１日、大阪市・ボディメーカーコロシアム）　プレミアリーグ男子のパナソニックの伊東勇樹選手（２５）が試合のセット間の練習中に、コートの損傷部分が腹部に刺さって負傷した。大会実行委員会は、搬送先の病院で刺さった木片を除去する手術を受け、全治２週間の見込みと診断されたと発表した。 実行委によると、伊東選手は愛知・星城高戦のセット間のレシーブ練習で、ボールを追ってヘッドスライディングした際に、ささくれていたコートの床板で負傷した。大会側はその後、コートの損傷部分にテープを貼る応急処置を施して試合を続行。全試合終了後に点検と補修作業を行った。 実行委は「このような事故が起きるのは、知る限りでは日本の大会では初めて」としている。

福島大熱唱！！立命撃破…バレーボール ◆バレーボール　全日本大学選手権第２日　▽男子グループ戦３Ｇ　福島大２―立命館大（７日・東京武道館ほか）　男女のグループ戦と決勝トーナメント１回戦が行われた。男子の福島大（東北１部２位）がグループ戦で立命館大（関西１部７位）に２―０で勝利し、シードで決勝トーナメントへ進出。“笑い”の力で上位進出を目指す。なお、決勝トーナメント１回戦で男子の東北学院大（東北１部３位）と女子の福島大（東北１部３位）などが勝利し、２回戦へ駒を進めた。 福島大は攻撃的なサーブとコンビバレーで第１セットを先取すると、ジュースにもつれこんだ２セット目も連取。接戦を制し、小川宏監督（４７）は「全国大会でも小さくならず、のびのびとプレーしていた」と目を細めた。 笑いを力にする。試合前の公式練習では、ザ・ブルーハーツの「リンダリンダ」を全員で熱唱して跳び上がり、「ＴＲＡＩＮ―ＴＲＡＩＮ

［バレーボール］大産大、下級生の成長で１敗守る…関西大学リーグ ◆バレーボール　関西大学リーグ第７日　▽男子１次リーグ　大産大３―２近大（２５日・近大体育館ほか）男女の１次リーグ最終戦が行われた。男子は３季連続優勝を狙う大産大がフルセットの末、近大を３―２で下し、１敗をキープ。１位で上位リーグに進出した。女子は龍谷大が、開幕６連勝だった京都橘大をストレートで破った。 大産大は２セットを連取しながら、最終セットまでもつれ、一時は４点差をつけられながらも６連続得点などで熱戦を制した。６月に主将の川口翔太郎（４年）が右足首を負傷して離脱。来春、Ｖリーグのパナソニック入りする大黒柱を欠きながら、１次リーグを６勝１敗で切り抜けた。「川口の穴は大きいけど、その分は下級生が経験を積んでいる」とゲームキャプテンを務める岡田康太（４年）。両足首を痛めながらも３季連続Ｖへ打ちまくる。

バレー界のダル・小野寺で宮城が白星発進…中学バレーボール大会 大会最長身の宮城・小野寺（右）が仲間の得点にガッツポーズ ◆報知新聞社主催　全国都道府県対抗中学バレーボール大会第１日（２５日・大阪市中央体育館ほか）　予選リーグが行われ、男子では大会最長身となる１９５センチの小野寺太志（３年）を擁する宮城が２―１で栃木を逆転で破り、白星発進。競技歴４か月ながら東北高へバレーボールでの進学が決まっている“バレー界のダルビッシュ”効果で１１年ぶりの優勝を狙う。２６日は男女の予選リーグと女子の決勝Ｔ（トーナメント）が行われる。 まさに壁となった。小野寺がブロックで構えると、相手はアタックに出ずフェイントなどで勝負を避けた。出番は数回だったが、存在感だけで宮城の白星に貢献した。 夏までは野球部の一塁手。最後の県大会を終え、バレーの県選抜に誘われた。「ずっと声をかけてもらっていたけど、野球がやりたかった

郡山女子大付、感謝のＶ…バレーボール 本大会出場を決め、大喜びの郡山女子大付の選手たち ◆春高バレー福島県大会最終日　▽女子決勝　郡山女子大付３―１保原（２７日・福島市国体記念体育館）　女子は郡山女子大付が保原に３―１で快勝。第２セットを落としたが、第３セットの競り合いを制して勢いづくと、第４セットを奪取した。長いラリーでも気持ちを切らさず、拾ってつなぐ郡山女子大付のバレーで「春高」切符を手にした。男子は相馬が湯本を３―１で下した。こちらも第２セットを落としたが、第３セット以降、圧倒的な力の差を見せつけた。 第４セット。２４―２０とリードした郡山女子大付の選手たちが一斉にエンドラインに目を向ける。サーブアウト。コート外に弾んだボールが春高出場を告げた。就任２年目の高橋正監督（２４）「最後まで攻めの姿勢を崩さないでプレーしてくれた」と選手をたたえた。 高校総体の後、３年生９人のうち、チームに

法大・古田Ｖからロンドン…バレー全日本期待の道産子エース Ｖ・プレミアリーグ東レ入りが決まり意欲を新たにする古田 今年からバレーボール全日本男子メンバーとなった法政大４年の道産子エース古田史郎（２１）＝１８８センチ、９０キロ、函館大有斗高出＝が、来春から昨季Ｖ・プレミアリーグ王者の東レ・アローズ（静岡・三島市）入りすることが８日、明らかになった。 複数のＶリーグチームからラブコールを受けていた道産子大砲が選んだ進路は、昨季４シーズンぶりにリーグ制覇を達成した最強軍団・東レだった。「やるからには一番強いところで自分を試したかった。完成された組織プレー、さわやかなチームカラーにもあこがれました」と古田。 今季、一気に頭角を現したホープ。ウィングスパイカー（ＷＳ）として１８８センチの身長は大きくないが、ランニングジャンプ１１０センチ、最高到達点も日本トップ級３６０センチというずば抜けたバネが最大

札幌一・出来田、道高校生初の全日本入り…男子バレー 東アジア競技大会代表が決まり、意欲を燃やす出来田 バレーボール高校男子のスーパーエース出来田敬（札幌一３年）＝１９９センチ、８０キロ＝が、東アジ男子バレーア競技大会（１２月５～１３日・香港）に出場する日本代表に選出された。本道現役高校選手の“全日本”入りは初。注目の進路も、筑波大の推薦試験受験を決めた。 将来の日本を背負う道産子エースが、またひとつステップアップを果たした。東アジア競技大会に出場する日本代表は、バレー強国復活に向けた若手育成を目指し、実業団選手に３人の高校選手を加え編成される。 「失敗を恐れず、これまで高校、ユース代表で学んだことを思い切り出し切りたい」。出来田が目を輝かせた。 今年８月の世界ユース選手権（イタリア）に出場。日本代表では、初めて攻撃の核となるオポジット（セッター対角）を任され、８戦すべてに先発出場。最高到達

中田久美さんイタリア強豪コーチ就任…バレーボール バレーボール全日本女子の８４年ロサンゼルス五輪銅メダリストで、名セッターとして活躍した中田久美さん（４３）が、来季からイタリアリーグ、セリエＡの名門・ノバラのアシスタントコーチに就任することが６日、分かった。同チームは昨季準優勝の強豪で、昨季ヴィチェンツァのコーチを務めた中田さんの指導力を高く評価しオファーを出した。２年連続セリエＡでコーチ業を行い、指導者として大きくステップアップする。 全日本の“闘将セッター”として五輪３大会に出場するなど活躍した中田さんが、来季も指導者として世界最高峰のリーグに挑むことになった。このほどノバラと正式に契約し、セリエＡで２年目のコーチ挑戦が決まった。中田さんは「ノバラに決まり大変光栄に思います。昨年の経験を生かし、チームに貢献できるよう頑張ります」と、新天地での活躍を誓った。 中田さんは昨季、イタリアリー

バレー全日本男女が芦別で合宿 全日本男女チーム合宿を歓迎する芦別市の看板 バレーボールでロンドン五輪出場を目指す全日本男女チームが８月に相次いで芦別市（同市総合体育館）で合宿を行う。 ０７年以来の芦別合宿となる男子は８月３～１２日に選手２２人、植田辰哉監督（４４）らスタッフ９人が来道。昨年の北京で男子代表を１６年ぶり五輪に導いた植田監督は「世界選手権予選（８月２８～３０日・小牧）に向け芦別では、選手を３チームに分け実戦形式で鍛えたい」とテーマを挙げた。 選手では、７月のユニバーシアード大会（ベオグラード）にも出場した期待の道産子ウィングスパイカー古田史郎（２１）＝函館大有斗高―法大＝も参加。８日午後７時から同体育館で植田監督の講演会、１０日午後６時からは紅白戦（有料）が行われる。 古里合宿に燃える全日本男子の道産子ホープ古田 女子は６年ぶりの芦別入り。真鍋政義新監督（４５）が現役時代、植田

［バレーボール］近大、初の日本一目指す！！ 日本一に向けみんなでガッツポーズをする近大バレー部のメンバー 新型インフルエンザ発生に伴う休校措置が解除され、近大バレーボール部が２５日、練習を再開させる。優勝を狙える位置にいた春季リーグは感染拡大防止を理由に途中で打ち切り。選手は悔し涙を流したが、日本競泳界の新エースで同大学の水上競技部に所属する入江陵介（２年・近大付）に刺激を受けて再び一致団結。創設以来初となる日本一を目指し、再スタートを切る。 青春のすべてをかけて競技に取り組むアスリートの心を、新型インフルエンザが打ち砕いた。２４日に予定されていた１位の大商大戦に勝てば６季ぶり７度目のＶの可能性があった近大だが、２１日に中止が決定。順位はそのまま確定する見込みで、近大は戦うことなく２位に甘んじる可能性が高くなった。 言葉を失い、立ちつくす選手たちに光山秀行監督（４７）はこう語りかけた。「入