以前からたびたび騒動となっている「平和の少女像」。先日はドイツの首都ベルリン市のミッテ区に少女像が設置されましたが、日本側の抗議により一旦は撤去が決定されたものの、その後、韓国やドイツ国内から撤去に対する抗議の声があがり、ミッテ区は現在「撤去を保留」しています。この一連の流れについて様々な方面から賛同の声があがったり抗議の声があがったりしています。国レベルでも民間レベルでも、なぜこのテーマはこれほどこじれてしまうのでしょうか。 「親日か」「反日か」で物事を考えることの問題点 「平和の少女像」と称される旧日本軍従軍慰安婦像について考える時、日本では「慰安婦像の設置は反日的なことであるから容認できない」という考えをよく耳にします。日本では一部に「慰安婦が実際にいたのかどうか」を疑問視する人がおり、元慰安婦によるロビー活動やその結果としての慰安婦像設置を「日本を敵対する行為」だと見なし「反日」だ