細分化された業務プロセスに対してKPIを設定するためには、測定対象(インプットとアウトプット)と測定基準(品質向上、費用低減、納期短縮)を明確に定める必要があります。新しい業務フローチャートで業務プロセスが可視化されていると、これらの作業が容易になります。 まず、測定対象の明確化について見てみましょう。これは、インプットとアウトプットを明確にし、測定範囲を決定することを意味します。業務フローチャートでアウトプットに該当するのは、作業で加工された媒体です。図1では、業務フローチャート上の3つのアウトプット例に丸印を付けて表示しています。 図1 この業務フローチャートにおいてアウトプットとなるのは、受理された申込書、その申込書をコピーした申込書の控え、そして稟議書となる(クリックで拡大) このように、アウトプットとは、(作業で加工された)媒体のある状態を指します。これに対し、インプットも実は前