2021年6月5日のブックマーク (1件)

  • 東京五輪について考える(上) 五輪の経済効果をどう考えるか

    東京オリンピック・パラリンピック(以下「五輪」)の開催予定時期が近づいてきた。五輪については、その経済効果についても関心を抱いてきたし、私自身、1964年の東京オリンピックを実体験しているので、いろいろ言いたいことがある(64年の話は次回になります)。 2020オリンピック・パラリンピックの影響 これまで、2020年の東京五輪は、景気に大きな影響を及ぼすと考えられてきた。2020東京五輪の開催が決まった直後には、五輪の関連需要増によって景気にプラスだという議論が盛んに行われた。同じことの裏返しだが、五輪が近づいてくると、今度は「東京五輪が終わると景気が悪くなるのではないか」という議論が盛んになった。 私は、大学で長年、日経済論の講義を担当してきた。この講義では、最新の景気情勢や今後の景気の展望を紹介するのが常であった。話はわき道にそれるが、大学の講義で最新の景気情勢を取り上げることは少な

    東京五輪について考える(上) 五輪の経済効果をどう考えるか
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    sqr2 2021/06/05
    「イベントの経済効果は、イベントによって実現する最終需要の大きさ(公共投資、個人消費など)によって測られるべきであり、誘発される生産額の大小を議論してもマクロ経済全体としては無意味である」