高齢者による交通事故が多いとしばしば聞きます。交通事故の被害だけでなく加害(第一当事者)も多いのでしょうか。人口が多いからでしょうか。運転免許を持っている高齢者が増え、運転者数が多いから事故も多いように見えるのでしょうか。それとも、事故を起こす確率つまり事故率が高いのでしょうか。その場合の事故率とは、免許保有者1人当たりでしょうか、それとも運転者1人当たりでしょうか。 1995~2015年の複数車両事故及び単独事故における第一当事者の男女別・年齢別(5歳刻み)統計、ならびに免許保有者に関する統計と、道路交通センサスから集計した平日運転者数を基に、年齢効果・時代効果・コーホート効果の三つに分離する分析手法である「ベイズ型APC分析」1)を用いて、交通事故の要因を調べました。 以下に示した三つの図の実線は、年齢・時代・コーホート効果の推定値、網掛けはベイズ95%信用区間2)の上限または下限を示

