支え手が「胴上げ型」→「騎馬戦型」→「肩車型」と減るのは誤解 この研究報告は、明治安田総合研究所エコノミストの前田和孝さんがまとめた「『若者は年金をもらえない』は本当か ~不信感はあれども、前の世代より受け取る額は増加~」(2025年1月24日付)というリポートだ。 リポートは2024年7月、厚生労働省が発表した公的年金の「財政検証」をもとに分析した。財政検証では、個人の性別・年代別の見通しを今後の経済成長の度合いによって2つのパターンで提示した。「成長型経済移行・継続」(実質経済成長率1.1%増)と、「過去30年投影」(同0.1%減)だ。 前田さんは「過去30年投影」パターンから若者の年金受給額を論じている。主な論点は次の通りだ。 (1)まず、若い世代の間に「年金がもらえない、減るかもしれない」という疑念があるが、若い世代ほど上の世代より受け取る年金額が多くなる。【図表1】が、財政検証が

