長時間のお電話をありがとうございました。 医療用ウイッグを着用するということで、長年非常に苦しい思いをしてまいりました。 いつの頃からか自分の精神を守るため、その感情にはふたをして淡々と業務のようにウイッグと向き合うようになっていました。 アンベリールさんとの電話で、心をもってウィッグと向き合うことができました。 小学校2年生で病気が発症し、当時はまだ症例も少なく、家族に全国各地の病院に連れて行ってもらいました。 行く先々の病院でかつらを外すように言われ、そのたび大泣きして抵抗していたことを思い出しました。 安田先生（仮名）という当時通っていた病院の先生が、大泣きする私を叱る母に対し、「今、お嬢さんにかつらを外してということは、お母さんに、今ここで裸になってということと同じくらいに辛いことなんですよ」と言ってくれました。 あれから４０年経過した今でも、安田先生（仮名）が心を寄せてくれた、理