本連載で何度かとりあげているが,今回も Geronimo の話題だ。少し前になるが今年の6月に Geronimo バージョン1.1がリリースされた。このバージョンでは,多くのバグフィックス以外に2つの大きな注目点がある。一つはプラグイン機構のサポート,もう一つは Little-G とよばれる最小構成版 Geronimo の配布だ。まずは,プラグイン機構についてふれてみたい。 モジュールやアプリケーションをダウンロードし,再起動せずに追加できる 以前紹介したときに,Geronimoは小さなカーネル部とJ2EEサーバーの様々な機能を提供する多くのモジュールから構成されているとお話しした。このアーキテクチャは現在でも変わっていない。 今回追加されたプラグイン機能は,このモジュールやアプリケーション自体をプラグインという概念で動的に追加できるようにするものだ。プラグインの追加は動的に実施可能であり