橋が崩落したまま放置された川。パクソンさんが運転した車は手前から転落した=米南部ノースカロライナ州ヒッコリー市で2023年10月4日、大久保渉撮影 米国で、グーグルが提供する地図アプリ「グーグルマップ」の案内に従って車を運転していた男性が川に転落して死亡し、遺族がグーグルとその親会社を提訴した。無料で使えるグーグルマップは日常生活にすっかり浸透しており、記者も見知らぬ土地に出張した際などに頼りにしている。そんな便利なアプリがなぜ、悲劇を招いたのか。理由が知りたくて、男性が走ったルートを実際にたどってみた。 【写真】「死へのルート」昼と夜の落差 案内されたのは闇へと続く道 米南部ノースカロライナ州最大の都市シャーロット市から車で北に約1時間のヒッコリー市。森や小川の多い人口約4万人の小さな街だ。 この街に住む会社員、フィリップ・パクソンさん(当時47歳)は、2022年9月30日夜、車ごと川に
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