2点を先行される苦しい展開ながら、日本は4ゴールを奪ってガーナに逆転勝利を収めた【Photo:YUTAKA/アフロスポーツ】 ガーナ戦当日。10時30分に会場のスタディオン・ハルヘンワールトに到着する。ちょどガーナ代表のバスがスタジアムに到着して、数人のファン(ほとんどが日本人)が選手たちにサインを求めている光景に出くわした。とはいえ、全体的にスタジアム周辺は実に閑散としている。今から1時間半後、ここで来年のワールドカップ(W杯)出場国同士の親善試合が行われることなど、周囲を自転車で行き交う地元の人々の大半は、夢にも思わなかったことだろう。 この日の日本対ガーナは、オランダのユトレヒトで行われる試合ではあるが、JFA(日本サッカー協会)の主催である。したがい、ピッチを囲むバナーはすべてが日本企業で固められ、試合時間も日本のゴールデンタイムに合わせて水曜日の12時キックオフに設定されている