前週のサガン鳥栖に引き続き、今季のJ1昇格組であるコンサドーレ札幌との対戦となる名古屋だが、この試合を待ち望んでいた選手がいる。ボランチのダニルソンだ。3年前、コロンビアでプレーしていた若きMFを、日本に連れてきたのが札幌だった。ゆえにダニルソンにとって札幌は思い入れの深い場所でありチームとなっている。名古屋移籍後の一昨季には天皇杯で対戦する機会があったのだが、残念ながら負傷により欠場。そのこともあってか「今回の試合は絶対に出場したい」と並々ならぬ意欲を見せているのだ。 ダニルソンと札幌のきずなは深い。昨季、こんなことがあった。瑞穂陸上競技場での試合後に、ダニルソンがスタンドのサポーターとなにやら話し、下に降りてくるよう手招きをしている。それは前日にアウエーのFC岐阜戦に駆けつけていた札幌のサポーターだった。懐かしい顔ぶれのまさかの来訪をダニルソンはいたく喜んだという。彼がどれだけ札幌サ