政府は「航空自衛隊」の名称を「航空宇宙自衛隊」に変更する方針であることが分かりました。名称が変更されるのは1954年の発足以来、初めてです。 政府が今月中に改定する安全保障関連の3文書に明記する予定です。 宇宙は安全保障の新領域と呼ばれていて、国境がないことから人工衛星などで地球上のあらゆる地域の観測が行えるため、アメリカや中国などで新技術の開発競争が激化し、安全保障分野での重要性が増しています。 日本政府も小型の人工衛星を多数打ち上げてミサイル探知を行うことを検討するなど、宇宙領域の能力向上に力を入れています。 今回の名称変更も対応強化をアピールする狙いがあるとみられます。