ユーザーが異世界転生ものを欲している限り、このブームは続くだろうなあ。私が中高の頃は集英社コバルト文庫で新井素子を読んでいたし。ラノベ読者が純文学や大衆文学に移行すればいいんだけど。無理だよなあ… 作家 ライトノベル
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中村うさぎ、ラノベ黎明期から様変わり「異世界転生」氾濫に喝「テンプレ小説ばかり、書いてて恥ずかしくないのかな」 ――ライトノベル業界は空前の活況を呈していますが、中村先生が現在の業界をどのように思われますか。 中村:もうライトノベルに関わっていないので1人のオタク視点で見ているけれど、「なろう」(編集部注:自作の小説を投稿できるサイト「小説家になろう」のこと)系が登場したのが、業界にとって一つの分岐点になったと思います。特に、異世界転生ものは増えたよね。 ――異世界転生もののほか、悪役令嬢ものも無数にありますね。 中村:でも、いきなりすごい能力を授けられて、女の子にモテモテでハーレム状態……という物語ばかりが量産されているのを見ると、オリジナリティってなんだろう、同じような小説書いて恥ずかしくないのかなと思っちゃうね。私がデビューしたときは、周りと違う、自分にしか書けないものを書こうと思っ
中村うさぎ、ラノベ黎明期から様変わり「異世界転生」氾濫に喝「テンプレ小説ばかり、書いてて恥ずかしくないのかな」 あらゆる大手出版社から刊行され、巨大な市場に成長しているライトノベル。メディアミックスも好調で、その勢いはとどまるところを知らない。そんなライトノベルの黎明期はいったいどのようなものだったのか。黎明期にラノベ作家としても活躍をしていた中村うさぎに今だからこそ話せるデビューまでの経緯と、当時のライトノベル界の話をじっくりとうかがった。 売れっ子ライトノベル作家であった中村うさぎ 中村といえば自身の買い物依存症から、美容整形、ホストクラブ、そして風俗とあらゆるジャンルを網羅したエッセイストとして名高く、マツコ・デラックスを発掘して芸能界進出へ導いたことでも知られるが、1990年代には『ゴクドーくん漫遊記』を筆頭にヒットを連発していた売れっ子ライトノベル作家であった。その後の活躍が有名
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