現在、バグダッド空港はアメリカ軍の基地になっているため、一般人は空路でイラクに入ることができません。そこで、通常は隣国ヨルダンから陸路で入国することになります。 ヨルダンの首都アンマンからバグダッドまでは高速道路ができており、みんな車をチャーターして危険地帯を突っ走るわけです。ルートがこれしかない以上、イスラム過激派が外国人を襲うのは、とっても簡単なことです。 で、冒頭の写真がアンマンです。手前に見えるのは、市内随一の観光スポットであるローマ劇場。イラクへ行く人間は、まず間違いなくここを見てから入国するはずです。 さて、その昔アンマンはオスマン・トルコ領でした。しかし、なにせ時代は帝国主義。イギリスはトルコを攻撃して、なんとか自分たちの支配地を拡大しようとしました。 そこで登場するのが、トーマス・エドワード・ローレンス、いわゆるアラビアのローレンスですな。アラブ人を支え、対トルコ工作を行い