今季からファームの本拠地を『HAWKS ベースボールパーク筑後』に移した福岡ソフトバンクホークス。2つの球場に室内練習場、寮、クラブハウスを備えている。その施設は二軍・三軍専用とは思えないほど充実したもの。選手たちはこの新しい環境で、一軍への切符を勝ち取ろうと、日々、汗を流している。 昨季までは福岡市内にある雁の巣(がんのす)球場を本拠地としていた。黒土のグラウンドで照り返しがきつい。選手たちは光る汗に土をつけ、真っ黒になりながら練習に明け暮れていた。 その雁の巣よりも暑いのが筑後。一軍遠征に帯同せず、居残りで調整していた和田毅も「暑すぎる……」とぐったりした様子だった。だが、その暑さを言い訳にできないほどの充実した施設が、ここには揃っている。 メイン球場の『タマホームスタジアム筑後(タマスタ筑後)』は、人工芝を使用した両翼100メートル、中堅122メートルでLEDナイター照明も完備