コートハウスは、南ヨーロッパ(ギリシャなど)やイスラム諸国で見られる住まいの形態です。 スペインのアルハンブラ宮殿に見られるように敷地境界沿いに高い壁を建て、内部に中庭と居住空間を作り、外部に面した窓は極力小さくし中庭に面して窓を広くとります。 天気の良い日は、中庭で家事や食事などをしますよ。 中世のヨーロッパやイスラム圏諸国では、侵略者から家を守るのにこのような家づくりになったそうです。 日本のおいては、建築家の西沢文隆氏の仁木邸などが有名ですね。 西山氏はコート・ハウスをこのように言っています。 「敷地全体を、庭と室内を含めて、あますところなく住居空間として企画し、屋外にも残部空間を残さない住居であり、囲われた敷地のなかに自然と人、室内と室外の緊密な関係を造り出す」 日本では敷地が狭いから中央中庭の考えでなく、住空間と庭を各居室の配置に合わせてバランス良く配置しています。 どの部屋も二