「Web 2.0」は2005年来、業界で最も話題になっているコンセプトだろう。実際、インターネットビジネスに関わる人の間でいまだにこの言葉を聞いたことがない人はほとんどいないのではないだろうか。4月13日に公開されたGoogle Calendarなど、Web 2.0を身近に感じられるサービスも増えつつあり、新しいウェブの世界を実感する機会も多い。 身近に感じた3つの事例 こうした一方で、Web 2.0のコンセプトに関する誤解を身近に感じる機会も急増している。以下、最近僕の身の回りで起こった例を3つほど紹介したい。 まず始めに、僕が委員として参加している、ある公的プロジェクトに関する委員会でのことだ。「このプロジェクトはWeb 2.0で自己増殖させていこう」という意見が出され、その場は大いに盛り上がった。このプロジェクト自体は、ある目的を持ったウェブサイトを構築しようとするもので、「自己増殖
NHK総合で、「立花隆が探るサイボーグの衝撃」。立花隆氏と押井守氏の噛み合わなさが逆に面白かった。こないだの「脳を活かす」研究会の様子が映し出されていたが、講演者の中で見事に俺の存在だけがオミットされていた。「義体」という言葉は押井守氏の発案ではないこととか、原作者の存在とか、ちゃんと俺が講演で話したのだけれど、そういった事実関係もすっ飛ばされていた。まあいま考えてみると、立花隆氏と別の立場であの場で話ができたことは貴重だったのかもしれない。 「脳を活かす」研究会での立花氏の発表で、俺がいちばん印象に残ったのは、彼が最後に「これからは四肢切断された人でも世界を滅亡させることができるようになった」と、喜々として喋っていたことだ。少なくとも俺には喜々としているように見えた。自分と立花氏の違いが明確になった。 立花氏は以前から超人への憧れが強い人だと俺は思っている。『宇宙からの帰還』や『臨死体験
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く