教育のやや専門的な立場から、率直に書かせていただきます。どなたにも分かりやすく書きますので、読みっぱなしになさらないで、読後の感想を書いてくださるとうれしく思います。 わが国の学校制度ができて、まだ120年です。国民の学校教育への理解がまだ未熟であるのです。「休ませてはならない」という保護者の意識は学校教育のあり方に確実な閉塞感をもたらせます。健全ではありません。 世界的な視野から日本の学校を眺めますと、実に画一的で全体主義ともいえるシステムが支配してます。 その1 住所によって子どもが通う学校が指定されています。保護者は公立学校を選べません。このように国によって管理された教育システムをもつのは北朝鮮と中国、キューバ、ベトナムなどの社会主義の国だけなのです。 その2 わが国の場合、子どもが6才になったら小学校に入学します。こんなことまで、国によって指定されているのも稀有な例です。わが子の成