東灘署は12日、神戸市須磨区妙法寺の会社員、阪上智裕容疑者(30)を強盗容疑で逮捕。容疑は11日午後10時半ごろ、同市東灘区の公園で近くの無職女性(25)にスプレーを吹きかけ手提げ袋を奪った、としている。容疑を認めている。 同署によると、阪上容疑者は、公園ベンチで携帯通話中の女性の後ろから近づき、振り向いたところ、スプレーを吹きかけ、女性のカバンの中から空の袋を奪った。逃げようとしたところ、足がもつれ転倒。奪った袋と自分の財布を落としたまま、原付きバイクに乗って逃走した。 12日、阪上容疑者が携帯電話で「死ぬ」と110番メール。駆けつけた須磨署員が発信地で洗剤を吸引していた阪上容疑者を発見。財布のキャッシュカードと免許証の名前とが一致し、強盗容疑を認めたため、東灘署が逮捕した。「捕まるので死のうと思った」と話しているという。【大金紗知子】 〔神戸版〕