調査会社のIDCは3月5日、2012年までにクラウドコンピューティングへの投資は今後4年で約3倍になり420億ドルに達するという予測を明らかにした。これはIT投資の25%に相当する額で、IDCでは今後加速度的に増えていくだろうとしている。特に、現在のコスト削減圧力によって、クラウドコンピューティングのビジネス利用は促進されるとしている。 日本を除くアジア・太平洋地域の696人のCIOやIT管理者に対して同社が行った1月の調査によれば、回答者の11%がクラウドベースのソリューションを利用しているほか、41%は評価中、もしくは試験運用中と答えた。一方、17%の回答者がクラウドコンピューティングを「有望な技術」としながらも、「まだ十分なサービスがない」と評価している。 否定的な意見も多く、「ほとんどはベンダによるハイプ」(8%)、「昔からあるコンセプトの言い換え」(18%)、「判断するには未熟で
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