出木杉は、今までの出来事が悪夢であると納得した。 目の前の、今自分が感じている幸せが、出木杉にとっては全てだった。 母「そう……母さん達ね……やっと仲直り出来たの…」 出木杉「うん……うん…!」 父「英才には…苦労をかけたなぁ……」 出木杉「いいんだよ父さん!いいんだ…!…だって、ほら!母さん…笑ってる!」 母「……」 出木杉「……あ!母さん、僕のテスト見たい?…実はね…!」 出木杉は横に置かれてた自分のカバンからテストを取り出した。 出木杉「じゃじゃーん!!……あ…れ…」 出木杉が持っているテストに点数は書かれてなかった。代わりに、黒いマジックで塗り潰された跡があるだけだった。