現在、時刻は独立行政法人 情報通信研究機構の原子時計によって正確な時間が測定できるようになっています。しかし、正確な時間を測定する技術が進歩することで、地球の回転速度にはムラがあり、いつでも同じ速度で回転しているわけではないということがわかっています。 そのため、地球の自転が遅い状態が続いたり、自転の速い状態が続くと、地球の自転によって決まる時刻と、原子時計によって決まる時刻にずれが生じることから、時刻のずれを修正するために「うるう秒」を実施しています。地球の自転速度は、原子時計と比較されながら観測が続けられており、地球の自転と原子時計によって決まる時刻の差がプラスマイナス0.9秒の範囲に入るよう、「うるう秒」による調整が実施されます。 過去における時報サービスの「うるう秒」の調整方法は、指定時刻の100秒前から秒音を100分の1秒ずつ長くし、時刻を1秒遅らせて調整してきました。「うるう秒