■稲泉連著「ぼくもいくさに征くのだけれど―竹内浩三の詩と死」 ぼくが、竹内浩三のことを知ったのは最近です。稲泉連(いないずみ・れん)氏の「ぼくもいくさに征くのだけれど」 を読んで、知りました。 稲泉連氏は、まだ20歳代のノンフィクション・ライターです。彼の著書には、「僕の高校中退マニュアル」、「僕らが働く理由、働かない理由、働けない理由」がありますが、この2冊の著書から、竹内浩三を描いた「ぼくもいくさに征くのだけれど」にいくまでには、テーマの飛躍があります。なぜ若い稲泉連氏が、60年以上も前に、23歳で戦没した竹内浩三に関心を持ったのか。 彼の本から要約すると、、、 稲泉連氏は、戦争のことははるか遠い時代の出来事だとおもっていた。その中にいる兵隊たちのことも。しかし、竹内浩三の詩に触れるにつれ、彼は、自分とほとんど変わらない年齢のひとりの青年が、戦争の中で何を考えていたかを知り、戦争の時代
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