性と愛の脳科学 新たな愛の物語 作者:ラリー・ヤング,ブライアン・アレグザンダー 発売日: 2015/12/09 メディア: 単行本 この本の概要については先日の記事でさくっと触れているので、いきなり本題から*1。 この本でまず面白かったのが、第4章から第6章にかけて、女性と男性が異性に対してそれぞれに抱く愛情の質の違いを分析するところだ。 第4章の「母性を生む回路」では、自分が産んだ子供を世話したいと母親が思う感情、つまり「母性愛」の存在が脳科学の観点から説明される。端的にいえば、母性愛とはプロラクチンとオキシトシンというホルモンによって引き起こされる。オキシトシンが母親に与える影響の具体例は、以下のようなものである。 人の母親が赤ん坊を胸に抱いてやる時、母親は赤ん坊の顔と目を見つめ、赤ん坊もしばしば、母親の顔を見つめ返す。母親は赤ん坊の泣き声や、赤ん坊の声に耳を傾け、自分からも声をかけ
僕のnoteにたびたび登場してもらっている中国人エリート君なのですが、彼とは政治であったり、国際情勢などについて話すことがよくあります。彼の方が何倍も豊富な知識を持っているので話を合わせるのが大変ですが、センシティブな話題が聞けることもあるので、いつも刺激的で楽しいです。 今日はそんな彼との会話の中から、印象に残っているものをトピックごとにいくつか抜粋して紹介してみたいと思います。 これが中国において一般的であるとか、みんながこのような考え方をもっているわけではもちろんないのですが、なんだか現代に生きる「普通の」中国人の若者が思っていそうなことが凝縮されていて、とても興味深い内容になりました。 では、ご覧ください。 台湾について——台湾は中国の領土だと思う? うーん…台湾が中国なのかどうかというより、中国側についた方がメリットが大きいと思うんですよ。なぜ台湾が中国と協調するのを拒否するのか
さて、何から話せば良いだろうか。高校浪人という名の穀潰しをしていた2000年に『爆笑問題カーボーイ』を聞き始めた。ある回で「今週の宝船」という、爆笑問題の二人が、与えられたテーマでトークをし、最後にキーワードを決めるというコーナーで、伊集院光がそのお題となったことがあった。その時に、太田は、伊集院の引き出しの多さを語り、そこからキーワードは「薬局にある棚」になったと記憶している。伊集院光の存在こそ知ってはいたものの、ラジオが面白いという情報は持っていなかったので、それがきっかけで『深夜の馬鹿力』を聞き始めたと思う。恐らくその少し後に、伊集院光が「オールスター感謝祭」で太田光がデヴィ夫人のゼッケンをつけて走ってて最高だったというトークをしたと思う。そこらへんは、友人から音源を録音したMDを借りて見ないと分からないが、まだまだこの時は、伊集院光と爆笑問題には、それなりの距離があったはずだ。「だ
世界音痴〔文庫〕 (小学館文庫) 作者:穂村 弘 小学館 Amazon また穂村弘の話をしてる……。 というくらい穂村弘の本を読んでいるが、とりあえずこれで一休みだろうか。 しかし、暗い回転寿司の写真だ。とはいえ、おれが借りたのは文庫ではなくソフトカバー版であって、もっとギトギトにフィルターがかかっていて、寿司は高速回転している。 それはどうでもいい。それにしても、いいタイトルだ、『世界音痴』。「ああ、そうだ、おれも世界音痴なんだ」と思った。単なる音痴でもあるけれど。あ、カラオケ行っても軍歌しか歌いません。昭和のじじいだぜ。 少し気になったところをメモする。 本のタイトルになっている「世界音痴」というエッセイはこのように始まる。 飲み会が苦手である。 右隣の人と話していいのか、左隣の人と話していいかわからない。トイレに立った人の席にべつの人が「自然」に座ったりしている。寿司屋のカウンターも
プライムデーのセール対象Kindle本を眺めていたら、馴染みのある本が結構ある。 そこで本しゃぶりで実績のある本を紹介することにした。 どれも使い勝手が良いので読むといい。 プライムデー [プライムデー]Kindle本最大70%OFF 「こいついっつもセールしているな」 タイムセール祭りのたびにそう言いたくなるが、やはりプライムデーは他のセールよりお得感が大きい。ポイントアップキャンペーンもいつもより還元率が高い。最近は合計2万円以上でやっとポイント付与なんてものあるが、今回は1万円以上でよく、最大10%の還元となる。 ポイントアップキャンペーン とはいえ安さやポイントに釣られて不要なものを買っても仕方ない。だから俺はセールでKindle本を買うことにしている。本ならそのうち役に立ちやすいし、Kindleならば場所をとらない。加えて本ならば金銭感覚がガバガバになるので、1万円も簡単に達成で
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