5月24日から開幕する全仏オープンを前に、クルム伊達公子を直撃! 復帰した理由、目指すゴールとは?【福岡諒祠】 昨年4月、12年ぶりに現役復帰したクルム伊達公子(エステティックTBC)。同月カンガルー杯でシングルス準優勝、ダブルス優勝を飾ると、6月の東京有明国際では、復帰後初となる、シングルスで優勝を果たす。さらに、今年1月には、全豪オープンに予選から参戦し、3つ勝ち星を重ねて本戦に出場。3時間におよぶ大熱戦で惜敗したものの、38歳の挑戦に世界中が注目した。 5月24日から開幕する全仏オープンを前に、改めて復帰した理由、そして目指すゴールについて語ってもらった。 ■「失うものはないし、いける所までいってみよう」 ――まずはどのような経緯で現役復帰を決めたのか教えてください。本格的なトレーニングを行うきっかけになったのは、2008年3月に行われたシュテフィ・グラフ(ドイツ)らのエキシビショ